温度管理:暖め一辺倒の飼い方ってホントに合ってんのか?




温度管理:暖め一辺倒の飼い方ってホントに合ってんのか?ヒョウモンガメ専門ヒョウモンガメをはじめリクガメ飼育は、「暖める」というイメージが強いと思います。
初心者の方ですと、暖め一辺倒の方もいらっしゃいます。我が家も最初はそうでした。
狭いケージに(一番最初は“デスクボーイ”でした…)、でっかい保温電球つけてガンガンに熱して、「リクガメって動かないんだなー」なんてやってたわけです。

目から鱗が落ちたのは、屋外に出すようになった時です。
ヒョウモンガメは夏の日中は活動しません。
朝方や夕方、涼しくなってから活動し出します。
「動かないな~」って… そういう環境にしてたので当然なわけです。

寒いのが苦手なのは確かでしょう。暖かいのが好きなのも確かでしょう。
だけど、暑いのはイヤなのです。
いくらアフリカのカメと言っても。

そもそも。アフリカは本当に暑いのでしょうか?
以下、ナミビアとケニアの気温・降水量のグラフです。

■■■ナミビア
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■■■ケニア
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実は、平均最高気温は日本と変らないか、下手すると日本の方が高いくらいなのです。
ナミビアはともかく、ケニア・ナイロビよりは確実に日本の方が暑いはず。
ただ、最低気温は圧倒的にアフリカの方が上です。

要するに、ふるさとの環境に近づけようというのであれば、冬季の「防寒」どまりがベストなのであって、通年の「加温」は間違いなのです。
熊谷あたりの夏なんて、逆に冷やさなきゃいけないくらいかもしれません。

なのに、「夏は保温球をワット数の小さなものに変える」なんてのがヒョウモンガメに対する気遣いとしてまかり通っちゃっています。
日本の夏は暑いんです。ここ大事。

では、冬はどうか。
さすがに、冬季屋外に出しっぱなしにはしておけないでしょう。
しかし、書籍などで見かける「夜間も20℃キープ」とかいうのも、我が家からすれば「う~ん…」と首をかしげざるを得ません。

だいたい。
大きいケージの一部に、ナイトスポットランプなどを照射してみてください。
殆どの場合、ヒョウモンガメはそこで眠ったりしません。
せっかくお金出してナイトスポットランプを買ってやっても、これ見よがしにスポットを避けて、ケージ内では一番寒いであろう隅っこで寝ていたりします。
そういうものなのです。

我が家では冬季は屋内放し飼いなわけですが
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こんな風にファンヒーターの前ででれ~っとしている時もあるものの
夜、わざわざそこを離れ、保温してあるケージをスルーして
玄関のあたりに出て行って、家の中の一番寒いと思われる場所で寝たりします。
一応、2×4の高気密高断熱住宅ではあるので、氷点下近くなることはありませんが
20℃なんて絶対にない場所です。まず、一ケタでしょう。

爬虫類ですから、うっかり寒い場所で寝てしまって
さらに冷え込んできた時に「まずい!寒さで動けない!」ということもなきにしもあらずですが
でも、自分でそこを選んだということで、放っておいてます。
翌日になると、またノソノソッとリビングに戻ってきますので。

人が普通に暮らしている家の中で飼育するのであれば
温度に関して言えば殆ど気を使わなくていい。
これが長年の経験に基づいた我が家の考え方です。

昨年、10月~12月という時期に築25年の実家で暮らしました。
とにかく寒い家でした。朝方は室温計が「1℃」なんてことも…。
しかし、ここでもわざわざ寒いところに行って寝る癖は変らず。
ただ、さすがに食欲が落ち、尿の頻度が減りました。
人間の体感で「この家おかしい!寒すぎる!」となったら危険…ということかなと。

そして、これはあくまで印象でしかないのですが
爬虫類とは言え、結構な環境適応能力を持っているのではないかと。
国内で生まれたヒョウモンガメは、もしかすると現地のカメより
はるかに低温、多湿に強くなっているかもしれません。
我が家のカメを見ていると、本当にそんな風に感じます。

ベビーサイズだと多少気を使った方がいいかもしれません。
それでも、「冬季20℃キープ」はやっぱり必要ないと思いますね。

もうひとつ、興味深いのは、冬の日中の彼らの行動を見ていると
暖かい部屋の奥より、冷える窓際の方を好む傾向があることです。

紫外線>>>温度
こういうことだと思います。

我が家で今からベビーを飼育するならば
熱量の少ない紫外線灯を一定時間(1日8~10時間)照射するのみにします。

温度勾配が自由自在の巨大ケージなら、スポットライトを一部にガッツリあてますが
それが出来ないケージなら設置しないつもりです。

冬季も、そうですねぇ… 最低15℃程度を意識する感じでしょうか。
もし日中活発に活動するなら、夜間15℃を切っても心配しないと思います。

もうひとつ、アフリカとの気候の違いで水分(湿度)が挙げられますが
それについてはまた後ほど。

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